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睨まれる

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ショッピングモール内のATMに向かうとおばさんが操作中だった。ひと目見て「あぁこりゃやべえ」と思った。だらしない服装、ATMにとっちらかった私物、ブツブツ独り言。5分、いや10分は待つことになるだろう

今はスマホやパソコンで色んな情報が得られるから私生活でATMを利用することはなくなった。でも自営業なので数ヶ月に一度通帳に記帳する必要がある。この記帳だって銀行で手続きすれば必要なくなるのだけど、手続き途中で引っ越したりして手続きが止まり、新たに申し込んだら手続き中の書類がどうのこうのと煩いので諦めて記帳している。そのうちなんとかしないとな

件のおばちゃんは「なんで今日はこんなに遅いんだ!」とか文句を言っていて、機会の調子でも悪いのだろうか?とか想像を巡らせていたらお金が通帳に入ってなくてお金が引き出せないのを怒っているっぽい。誰かからの入金が遅れているのだろうか?振り込みができないとかそういうトラブルでは無かったので3分ほどでATMから剥がれてくれた。

だがしかし、彼女は5歩ほど後ろで待っている僕に真っ直ぐ向かってきて僕の目の前に立ち、2秒ほど見上げるように睨みつけてから去っていった。いや、睨みつけられて僕が半歩よけてから彼女は去っていったのだと思う。通路沿いのATMなのでそんな事をしなくてもすれ違えるのに、彼女は怒りを何故か僕にぶつけてきた。まるで僕が後ろで待っているのが原因で入金が遅くなったと言わんばかりに

用事があって出掛けると、色んな人がいるんだなと改めて思う。自分の仕事が接客業とはいえ、10年以上続けていると自分好みの居心地の良い客しか残らない。だから外に出ると変な人だらけで動物園に迷い込んでしまった様な気になる。

特に加齢と共に外見が崩れていく人たちを見ると人生のどこかで歯止めが掛からなかったのだろうか?と聞いてみたくなる。自分の靴下も履けないような体型で暮らすのは痩せる辛さよりも大変だと思うのだが、違うのだろうか?

こういう感じ方って差別的なのかなぁ。でも久しぶりに電車に乗ったりしていつもの環境から離れると自分の考える普通から大きく離れている人を沢山見て混乱する。僕の生きている世界は狭い。でも狭くても全然困らない。快適な人に囲まれて生きていければそれで十分幸せだと思う。
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とむこの悪口帳「別館」

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