朝出勤しようとして玄関に行くと、トレッキングシューズの左とランニングシューズの右が転がっていた。「あぁ昨日間違えて履いてきたんだな」とさほど動揺せずそのまま履いて出勤した。トレッキングシューズは紺色でランニングシューズはねずみ色だ。色味も違うが形も随分違う。でも玄関を出て原付に乗るまでの数分間、誰にも会わなければ恥ずかしくない。会ってしまっても…恥ずかしくない。
職場の出入り口には僕の靴がいくつも転がっている。整理しないのも履かない靴を捨てないのも僕が悪い。ろくに下を見ず左右の靴を別々に履いて帰っても不思議はない状況だった。左右の靴の種類が違くても履き心地で気づかないもんだな、なんて思いながら職場に着いて顛末をとmこさんに報告する。「漫画かよ」と言われた
昼休みにジムで運動をする。シャワーで汗を洗い流し着替えていると靴下の色が左右で違う。「おっ、今日は色違いの2ペアだ、珍しい」と少し嬉しい
小さな可笑しさで人生は溢れている
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