
やっと30日の休酒を達成しました。始める前は多分絶対挫折するだろうし少しでも酒量を減らせれば良いやと考えていましたが、何とかなってしまいました。お酒を飲むことでカウントがリセットされるのが切ないので継続していきます。
今でも健康面での不安がなければ死ぬまで酒のある人生の方が良いなと思いますしアルコールでリラックスした時のふわっとした感覚は替えが効きません。酒は愛しいです。「もう飲むのは飽きた」なんて格好良いことは言えません(どちらかといえば飲むのに疲れたかもしれません)。ちなみに健康不安というのはもう50歳になるので体が悲鳴を上げると同時に血管がぶちぎれたりして家族に迷惑を掛けるリスクが現実味を帯び始めています。先祖で脳溢血の人がいたみたいなので家系的に血管が弱いのかもしれませんし。この辺の恐怖感を無視してしまうのは後ろ盾のない自営業には致命的です。稼げなくても健康なら細々と生活できるけど、病気で仕事を止めたらその時から無収入です。悪性新生物のような予防が出来ない病気なら諦めもつきますが「酒の飲み過ぎで店閉めたってよ」というのはあまりにも格好が悪い終わり方よねと思います。
飲酒欲求は消えていません。酔いたい訳ではないのに欲求だけが残存していて矛盾を感じます。精神依存なのか肉体依存なのか分かりませんが、長く続けてきた悪習なので簡単には離脱できないのでしょう。でも最初に書いたレッドアイとかをぐいっと飲み干すと満足します。「ぐいっ!」が重要なのかもしれません。
こうして休酒だ断酒だと文章を書いているともっと前から適当な距離感で酒と付き合わなかった自分が情けないですが、酒に限らずどんな物事も適当な距離が掴めない人間なので仕方なかったんでしょう。依存症は完全に断ち切らないと離脱できないらしいですが、少なくとも休肝日を作るより飲まない生活に変えてしまった方が気持ちは楽です。最初の10日間は「もうお酒が飲めないのか…」なんて気落ちしたりしますが、飲めない飲まないが当たり前になると我慢している自分ではなくなるので葛藤が生まれにくいです。飲める日を作ると何日我慢すれば飲めるんだという執着が生まれてしまって飲酒欲求が高い状態で生活しなければいけないのでストレスになります
酒を飲まなくなると健康になるという話を聞きますが、未だ実感はありません。でも夜中の頻尿やトイレ後の覚醒が無くなっただけでも気持ちは楽です。睡眠時間は減りました。22時に酔っぱらってベッドに倒れこんでいたのが、眠くならないので1時過ぎまで起きています。7時に目が覚めると明らかに寝不足感があるのですが、活動し始めると眠気は飲酒時よりも少ないです。
地味に大きいのが夜を支配されずに済むってことですね。夜=酒で暮らしていると、夕方位から飲むことを考えますし飲まずに一日を終えることが出来ません。急な用事が入って帰宅が23時になってもそこから急いで酒を体に放り込む必要?がありますし、その急な用事を憎みます。酒の邪魔をされるのはとても嫌だったんです。そういう強迫観念に近い状況を脱すると自由な時間がとても増えました。仕事が遅く終わっても苦になりません(ただし空腹は飲酒欲求を連れてくるので注意が必要です)
吞むベントがない生活でいられるのも休酒の成功に大きく役立っています。コロナ以降人との付き合いがほぼゼロになったので、誘われることもありません。僕の生活で一番危ういのが旅館宿泊時ですが、3月の宿泊は飲まずに済みました。5月の手白沢はどうかなぁ?ちと手強いかなぁ?
酒を飲まないことで節約に繋がるかもという面はいまいちでした。外飲みを全くしないので、酒代が一か月15,000円程度。15,000円でラリれるなら安いもんかなぁなんて思ってしまいます。酒の代わりにノンアルビールを飲んだりハーブティーを飲んだりお菓子を摘まんだりするので出費の圧縮には繋がっていないような気がしてしまいます。ただ酒を飲まないことで税金を払わずに済むというのは、自分の中でかなり大きなモチベーションになっています。
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