子供を褒めるのは間違っている、という記事を読みました。子供が絵を書いて「偉い」「上手」と褒められると、褒められることを目的に絵を書き始めて子供が楽しく書く気持ちを失ってしまうというものでした。代わりに「私はこの絵が好き」と答えるのが正解らしいです。
感心して実践する人もいるのでしょうが、物事はそんなに単純なのだろうか?と思いました。僕が絵を褒められたら絵を書くのが楽しくなくなってしまうのか?と考えたら全然そうはなりません。褒められれば嬉しいし次の絵を描く原動力にはなりますが、だからといって楽しむ気持ちは減らないと思います。もっと褒められたくて楽しく書くんじゃないかなと思います。そもそも心の中は一つの感情だけで占められる訳ではないので一つの感情が大きくなるともう一つの感情が萎む訳ではありません。ただ「下手」などの否定を混ぜてしまうと記事のような状況になるかもしれません。だからいつも「上手」「凄い」と言い続ければよいのだと思います
僕が子育てで重要だと思うのは、子供の自己肯定感を上げてやることです。褒められた時の嬉しそうな顔は人格形成にとても大きな影響を及ぼしているだろうと実感します。その回数が多いほど自信がつきますし、自信こそいろんな物事を楽しむ力の礎になるはずだと思います。子供に回りくどく「お母さんはこの絵が好き」なんて言うよりまっすぐに「上手」と言ってあげたほうが子供の心に響きます
でも結局子供(というか生物)は生まれた時点で性格や積極性や興味の対象は決まってしまいます。こういう子育て指南はすべて無視して子どもの邪魔をしないようにしていれば勝手に綺麗に育つんじゃないかな?
認知的不協和

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