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笑わせようなんて全く思ってないのに

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新生児を抱っこする。目の前に赤ちゃんの顔がある。しかし老眼でぼやけてしまう

「残念ながら老眼でよく見えない」メガネを額にずらしてピントを合わせる

隣で大笑いされるが、只の事実を言っただけなのに…生命力溢れる子供の父親が老化の一途を辿っているのはあまり笑えない。でも自分が少しずつ死に近づいていることを実感しているからこそ自分の子を愛おしく感じる事ができる。僕は自分の遺伝子を残すとか家を継ぐとかどうでも良くて、そういう全部が鬱陶しいのだけど、今は子を残せたことで安堵のようなものが心のなかにある。不思議なものだ

 
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とむこの悪口帳「別館」

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