2019年12月のクリスマス、ますや旅館の帰りにツルヤで鯉のぶつ切りを買った。
家に帰って煮る。灰汁をできるだけ取って水煮にしてみたが、鯉そのもののクセは取れず食べられたものじゃなかっった。味噌を入れて砂糖も入れる。普通の鯉こくに仕上げる。(ここまでは宿泊記に書いた)
汁の味見をして身には手を付けずタッパーに入れて冷蔵庫にしまう。鯉こくにしても身が臭かったら嫌だなぁと味見が怖いまま冷蔵庫で待機してもらう。そのうち食べたくなるだろう。冷蔵庫にはそういった2軍がいくつも待機している。期限間近でとりあえず火を通した肉、作りすぎた料理などなど。
気付くと半年経っていた。180日。一度も食べたい気持ちにならずに半年放置してしまった。完全に冷蔵庫のお荷物になっている。もう駄目かもな申し訳ないな、と思いながらタッパーを開けると腐った感じはない。恐らく腐っていない
レンジで温めても腐敗臭はしない。嬉しいような嬉しくないような気持ちで鯉を口に運ぶ。本当はゴミ捨て前の片付けで確認しただけだから、今は食べたくないんだけどな
砂糖が少なかったのでねっとりとした甘みはないが味噌で鯉のクセは消えていた。意外とうまい。ぺろりと平らげた。朝8時、異様に力が湧き始める
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