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残飯

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米を炊いて蒸らしたあと熱々のご飯をお櫃に移す

内釜は素手で触れない位熱く、掬い取れなかった米は熱で乾いて粘りしゃもじで取ることが出来なくなってしまう。内釜が冷めてからお櫃に移せばそのようなロスが無くなるが、炊きたての米の余剰な水分をお櫃に吸わせたい。

そうして内釜に残ってしまった30粒ほどの米は放っておけば残飯となる。でも内釜に少量の水を注いで米を内釜から剥がす。片隅に集め終わる頃には水はぬるま湯に変わり少しとろみが付く。

米ととろみの付いたお湯をスプーンで掬い、塩を一振りする。ご飯でもないお粥でもないでんぷんの甘みが口全体に広がる。どんぶりで食べたくなる至高の残飯だ。

料理をしていると色んな端材が出る。野菜の皮だったり魚の骨だったり。でも実は食卓には出ない残飯の方が旨味が多かったりする。台所でひっそりと残飯を消費するとき、一番幸せだったりする
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