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子供と適当な約束をするな

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僕が子供の頃はネットも携帯もなかったので、保険屋という人がちょくちょく家に出入りしていた。契約も更新も人力の時代だったから、この手の仕事はとても羽振りが良さそうだった。保険なんて命を懸けたギャンブルみたいなものだから、胸を張れる仕事とは思わないのだけど、動くお金が大きくて稼げるととても偉そうになってしまうのが世の常らしい(それはどの仕事でもそうだが)。契約に来てやる位の態度で、誰も煙草を吸わない家で当たり前のように煙草をふかし、家を臭くしていく人であった。

その保険屋は僕が幼稚園児の時、何かのきっかけで「今度来るときにおもちゃを買ってきてやる」と声を掛けた。多分おもちゃのチラシでも眺めていたからだろう。「ロボダッチ 宝島」という商品だったことを覚えている。煙草くさいし傲慢な態度だし好きな人ではなかったけれど、その約束は嬉しくて次に来るのを待ちわびた。勿論、何度家に来てもそのおもちゃを持ってきてくれる事は無かった。

大人からすればそういう子供との約束は他の案件に埋もれて忘れてしまうのだろう。でも子供からすればとても重要な事で子供心にとても傷ついた。せがんだわけでもなく自分から買ってやると約束した事を全然覚えていない人なんだと思った。

子供の世界は狭いので、大人からすれば大した約束ではなくても子供には重要だったりする。○○に連れて行ってやると親から言われ、大人しく待っていて結局反故にされた時は大喧嘩した事もある。僕の環境に子供を適当にあしらう人間が多かったのか、世間一般がそういうものなのかは分からない。でも約束は約束であって大人は子供の約束を気軽に破って良いものだとは、大人になっても思えない。だから子供との約束は大事にしようと思う
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