墓地の近くに住みたいな

通勤路で墓地の側を通る。時々、線香の匂いがする。あぁ、いい匂いだなと思う。線香って大きな部類ではお香だし。

お墓の佇まいも好きだ。墓石や塔婆がたくさん置かれているが、光ったり音が出たりしないので墓地全体がしっとりしている。

僕くらいの年令になると、幽霊とかお化けとか信じることもできないし、デジタル主体の時代に彼らの存在感も薄れてしまった。

隣のお宅がBBQしたりして迷惑するくらいなら、静かな墓地を眺めて暮らしたい。デメリットは一つもない。

とむこ「墓地の隣に住みたいな」
とmこ「なんで?」
とむこ「この前墓地の側通ったら線香の匂いが良かった」
とmこ「だったら自分で炊けば良いじゃない」
とむこ「ぜんぜん違う。カレーを作っている時の臭いと他の家からカレーの匂いが漂って来た時は違うでしょ。そういう風情が大事なんだよ」
とmこ「…」
とむこ「線路の側と墓地の側、どちらが良い」
とmこ「…」


コメント

  1. satomi より:
    ワタシの実家の昔の家は、墓地の横に建っていました。
    高校生までその家で過ごしました。
    家中、ほとんどの窓からお墓が見えました、これホント。
    当時は、その場所が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
    今でも、多分嫌な部類に入ると思います。

    ところで、何もかも投げ出したくなっちゃってるのに
    慣例みたいに普通に繕って日常生活をやり過ごしてたら
    いつかぷつんと何か切れますかね?
    愚問でしたね、すみません。

  2. とむこ より:
    >>1
    僕も若ければ墓地の陰鬱な雰囲気が嫌で見たくもない景色に感じただろうなと思います。僕が年をとったのが原因かもしくは周りの景色が煩くなりすぎたのがいけないのか、どっちなのか判断できませんが、人の骨を置いておく墓地に安らぎを感じます。

    問題はぷつんと切れて生活が破綻しないかどうか?が僕にとっては重要です。結局の所なにかに切れても生きていけるのであれば切れてしまっても良いのだろうと思います。でも何もかも投げ出すような事はなかなか実行に移せない、というのが僕の生き方です。上手くスウェーして生きましょう
  3. ジャン より:
    若手を地方に赴任させる時、社宅を用意するのですが、お墓の隣とまでいかなくても部屋の窓からお墓が見えるだけで大抵ゴネられますね。「怖い」って。
    「亡くなってるのに何故怖いんだ?生きてる人間の方が怖いぞ」
    そう言っても通じません。
    グンマなんかだと墓地はおろか、古墳はたくさんあるし、首塚なんてのも.
    近隣住民は平気なのに。
  4. とむこ より:
    >>3
    長く生きれば生きるほど、存在している人間のほうが怖いことを経験しますもんね。実体のないオバケなんて蚊よりも驚異になりません。
    古墳を怖がる人もいないですね。あれもお墓なのに埼玉だと立派な公園になったりしてます。
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