調理で出る野菜くずを再利用できないかと考えて堆肥作りを計画しました。電気式の生ごみ処理機は持っているのですが、2階リビング&ベランダ無しの家では処理機を置く場所が台所から遠すぎてあまり活用できていません。堆肥化するのは電気式で乾燥させてからの方が衛生的には良いみたいですが、いずれにしても堆肥を作る場所作りが必要なので種作りから始めてみました。理論的にはぬか床とそんなに変わらない様で、米ぬかを菌床代わりに細菌を繁殖させて生ごみを堆肥に変えてやろうと思いました。
糠に水を含ませて野菜くずを混ぜると野菜に付着した乳酸菌が発酵を始めます。実際には乳酸菌だけではないので塩を使って雑菌の繁殖を抑えます。一日置くと酸っぱい臭いが出始めるのでぬか床にするならぬかをかき混ぜながら成熟を待ちます。今回はもう少し放置してから土に混ぜ込むので玄関外に置いておきました。そして3時間後仕事から戻ったらその堆肥の元には無数のコバエが集っていました。こりゃ駄目だと廃棄して堆肥作りも諦めました。堆肥になる過程でコバエどころではない色んな虫を集めてしまうのが目に浮かびました。堆肥作りをしてゴキブリを生産してしまったら目も当てられません。
イメージでは元手の掛からない肥料作りだったのですが、その工程で発生するデメリットが全く考慮できていませんでした。小庭程度の場所ではやってはいけない作業なのだと身に染みました。
コメント