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心の隙間

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GW前から休まず仕事をしていた。定休日にも休めなかったので、今日の休日は2~3週間ぶりとなる。体の疲れは肉体的な疲れならまだしも今回は精神的な負担で、ジクジクとしたダメージはまだ残っている。

朝4時に起きて、9時までに家の掃除を終わらせた。きちんとした掃除も2~3週間ぶりなので家の中も荒れていた。包丁の切れ味が落ちていることも不満だったので数本の包丁を綺麗に研いだ。

少し前からベランダにタイラップの切れ端が数本落ちているのを目にしていた。あんなものベランダに落としたっけと考えをめぐらしていると、ベランダの手摺に巻き付けたタイラップが一部分切り取られブランダに投げ捨てられたものだった。そのタイラップは隣室のオバサンが布団などを自分のベランダまで広げて干すのが嫌で境界線として設置したものだった。南向きの日当たりの良い窓からの景色も良い部屋なのに、隣のトトロみたいなオバサンが使った布団や毛布がヒラヒラと視界に入るのはとても気分の悪いものだった。遠慮も恥も失くすからオバサンは嫌なんだ、と思いながらタイラップを巻いたのだが、しらないうちにばっちりと根本から切断されてしまった。

正直、かなりムカついたが対策を考える。とりあえず、同じ様な破壊活動をされた時の証拠は必要だろうと、押入から昔使っていたウェブカメラを引っ張り出して設置した。動体検知ソフトを入れ、設定を済ませる。タイラップは金属製を注文したので届き次第設置して相手がどう出てくるか確認しよう。

折角の休みをネガティブな思考で消費してしまい、心が荒む。なんというか、自宅で過ごすのが苦痛になってくる。普段は自宅大好き人間なのだが、こういう不愉快なことが起きると自宅の居心地が悪くなってしまうのだ。

まだ午前中だったので、今から一人泊ができる旅館を探す。翌日は仕事なので、朝は6時半出発で間に合う距離の旅館が条件になる。気楽に行ける温泉地は伊香保かな、と思って調べると空室のある旅館は尽く「白銀の湯」だけの浴槽だった。そんなの〇〇じゃね~!と悪態をついて他の温泉地を調べると中棚温泉 中棚荘に空き室を見つけた。良いじゃん、と思ってプランを調べると夕食のみのプランがない。ま、2食付きにして朝ごはんだけ辞退すれば良いかしらなんて考えながら冷静になってみると「初めて訪れる旅館でバタバタしたくない」という気分になり、そういう気分になると訪れたことのある旅館の中で決めざるをえなくなり、結局旅館に泊まることを諦めた。

あとは、天之美禄か。あそこは良いよなぁ、と思うが1週間で3回行くのは良くない。何が良くないって、僕は熱しやすく冷めやすいので熱を上げるほど反動で強く冷える。一週間は空けないとダメなパターンだ、と自重した。

こんな感じで、休日を残念に過ごすことになった。昼にビールを一本飲みふて寝したが、タイラップの件でまだイライラが心で燻り寝起きの気分は最悪だった。なんで酒なんか呑んでしまったのだ?もう車を運転することも出来ないじゃないか?と嘆いたが後の祭りだった。

こういう何も上手くいかない時は、心も不安定になる。どこにも拠り所がなくなってしまい、休みを恨むような思考まで出てきてしまう。そういえば、隣の一人暮らしのオバサンはGWもずっと生活音がしていたな何が楽しくて生きてんのかな?俺なんて久しぶりのたった一日の休日でも持て余してフラストレーションが溜まっているのに。

そうそう、こんな事になったのは天之美禄も悪いんだ。一人で天之美禄で楽しく過ごせたことが頭に残り、一人で出掛けて呑むことに少し中毒性を感じている。毎日仕事終わりや今日のような休日は体がそわそわして飲みに出かけたくなった。それを実行に移さないのは自宅の近くに気軽に行ける居酒屋がないことと、禁煙の居酒屋を知らないからだ。もしも最寄り駅がもっと飲食店に溢れていたら仕事の売上を握りしめてお店に入り浸ってしまうだろう

仕事から開放された休日のはずなのに、こんな休日なら仕事をしていたほうがマシだった



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