とむこの悪口帳「別館」

制御できない怒り

田舎の交差点。一時停止に従って止まる

左からゆるゆると今にも転びそうなジジイの自転車が現れる。

顔を見ると怒りに満ちた表情でこちらを睨みつけている。この間1秒

相手の怒りが何か分からないが自転車が通り過ぎるまで3秒間睨み合いは続いた。

後で分かったのだが、ジジイが右折するのに僕の原付が邪魔だったのだ。

でも僕には一切の非はない。ジジイが単に右側走行のまま右折しようとしたら僕がいただけなのだ。ジジイが逆走しているだけなのだ。

自分の交通違反を棚に上げて怒り、人を睨みつける。年寄りになると怒りが抑え込めなくなるのか今の年寄世代が狂っているのか分からない。でも、そういう抑制できない怒りをドラッグストアやスーパーで撒き散らしているのかと思うと、うんざりを通り越して寒気がする。そんな人を接客するなんて僕には絶えられない。

3秒間すれ違いざまに怒りを向けられただけで、心が荒んだのだ。対面するなんて僕にはできない



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