無駄な家電

色んな調理家電を買いましたが最も使用頻度が低いのはパナソニックの低速ジューサーです。石臼みたいな構造をしていて食物をゴリゴリとすり潰します。なんでこんな物を買ってしまったのか覚えていませんが、美味しいジュースを得る喜びよりも絞り終わった搾りかすの掃除が10倍面倒くさくて使う前から気持ちが萎えてしまいます。

先日食べきれない位の人参が届いてどうしたものかとジュースにしてみたのですが、ジュースにするくらいならそのまま切って焼いて食べた方がマシなんじゃないかという結論になりました。人参の搾りかすが大量に出て罪悪感も凄かったです。ただ捨てるのも勿体ないのでフライパンで炒ってみたら思いがけず美味しい人参粉が出来上がりました。絞って水分が抜けているので炒るのもとても楽でした。ご飯に混ぜたり汁物に突っ込んだりサラダの色どりに添えたりしても邪魔になりません。これは使える。ということで我が家のジューサーは搾りかす欲しさにジュースを絞る機械に変わりました。

据え置き型の食洗器を買って一か月経ちましたが、やっぱりあまり必要な家電ではなかったなぁと。勿体ないのでこれは便利これは便利と言い聞かせながら使っていますが、洗濯機のような一つの作業から解放される家電にはならないです。料理していて汚れる器具はその場で洗った方が速いし片付くし、食事後の食器もすぐ洗いたくなってしまいます。水の使用量が減っても電気代は余計にかかるから節約にはならないし、高温で洗うから衛生的と言われても手洗いで食中毒になったこともないし…。ミーレとかボッシュとか高級食洗器ならまた感想も変わるのかななんて思ったりしますが、たかが洗い物に50万以上のお金を掛ける気持ちにはならないんですよねぇ。とても役立つ白物家電という評価が僕にはあまり理解できません。