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大衆居酒屋へ

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あと10数年して仕事を辞めたとき、自分の趣味に明け暮れるような毎日を送れたらなぁと想像する。想像してみると仕事を止めた後に家族以外で会える人がいない事に気付く。今は仕事で色んな人と喋るから良いけれどそういう機会は仕事を辞めたら一切なくなってしまう。それはつまりかなり寂しい老後が迫っているのを意味する。

僕は人混みが嫌いで人もそんなに好きではないけれど、そんな僕ですら人は社会的な生き物で一人では健全な精神を保ったまま生きていくのは難しいことを知っている。人とのコミュニケーションはネットを通じても形成することはできるが、現実のそれと比べるとやはりかなり淡いものであるような気がする。繋がってはいるけれど心が満足できるようなものは得られない。

幼稚園に入った子供は仲の良い友達も数人出来て、よく話に出てくる。1クラス30人もいるのに僕の知っている名前は5人程度。4歳でも気のある合わないは有るのだろう。運の良いことに仲良しの子供の両親も皆良い人でお母さん同士も仲が良いらしい。僕は送り迎えにほとんど行かないのでその辺はアウェイだが、お父さんの一人とは数回話した。とても優しそうな人で僕の自宅からも近い。彼ならお友達になれるかもしれない。お友達になれるかもしれない機会なんて今後訪れる事は無いという確信があり、お母さん繋がりからご主人のlineを手に入れ呑みに行きませんかと誘い、最初は2人で呑むことになったが躊躇し、子供と奥さんを巻き込んで6人で居酒屋へ行くことになった。キッズルームのある居酒屋なら子供も安心かもと提案されてモンテローザ系列の居酒屋の予約を入れた。正直、あまり近づきたくない居酒屋ではあったが酒と食が目的ではないので目を大きく瞑った。
居酒屋で合流すると子供たちは早速遊びだし、奥さん同氏は和気あいあいと会話を始め、僕ら男性陣は緊張して会話が弾まなかった。でもそういうガヤガヤ音があるので気まずさもかき消されていった。仲良くなろうとお互いに話を振ると会話の途中で必ず子供が介入してきて少しも仲良くなるような共有事項が見つからなかったが、初めての2時間の居酒屋はとても居心地が良かった。次は自宅で気軽に遊びましょうと約束して解散した。多分その方が子供との距離が離れるのでもっと仲良くなれるのではないかと思った。家に行ったり呼ばれたりはお互いに気を使うが、それも乗り越えて仲良く付き合えればと思う。

日曜の居酒屋はそもそも閑散としているものだと思うが、今回訪れた店は僕らが入店して2時間後に帰るまで3組ほどしかいなかった。100席を超える店で10人にも満たない客数でかなり寂しい雰囲気であった。空いているには空いているだけの理由は有るのだろうなという空気感だった。
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