世の中的にはコロナウイルスが一番の話題に来るのですかね。僕にとって今年一番の出来事は子供が生まれたことではなく、3月下旬から4月上旬の来客の減少が特別記憶に残っています。約半月、殆どお客さんが来ませんでした。理由は今でもわかりません。今年を振り返ってみてもお客さんが減った訳ではないのでたまたまが続いただけなのだと思いますが、経営者としてはこのまま店が潰れてしまうのではなかろうかというプレッシャーを開業して初めて身近に感じました。プライドがずたずたになりました。比喩ではなく泣きながら帰りました。でもそういう苦しさを感じると自分の中にある驕りのような部分に気付けて、色々な改善を実行することができました。
あの苦しい日々に比べたら子供が生まれた事なんて些細なもんです。と表現すると語弊がありますが、そもそも男は出産しないのだから出産自体は大きなイベントではないんですよね。どちらかというと生まれて育てていく過程がビッグイベントの連続なので。自分が年を取ったせいもあるとは思うのですが、「自分の」子供というのは本当に愛おしいです。なんで世の中少子化なのか理解できなくなってしまいます。10年近くDinksとして生きてきた人間がそう言った所で何の説得力もないのですが。
1月 鹿教湯温泉 三水館 13回目
今年の宿泊は今年のうちに公開した方がさっぱりするのですが、全然間に合いませんでした。ずっと二人旅を続けてきて温泉旅館は一人もしくは夫婦・パートナーと楽しむべき場所、というスタンスでブログを書いてきたので子連れの宿泊記をどうしたものかと。温泉宿泊の楽しみは大人のものなので子供は付き添いみたいなものです。でも子供の写真を使わないと自分の日記として成立しないよなぁそういう子連れ宿泊ブログってちょっと気持ち悪いと思っていたのに自分がそうなってしまうの嫌だなぁ。
46歳の1年って想像以上に厳しかったです。人生のタイムリミットがはっきり見えてしまいました。45歳まではそういう焦燥感を感じたことが無かったのですが、急に成し得ないことが見えてきて気落ちする時間が増えました。特に仕事に関して引退を65歳にするのか70歳にするのか75歳にするのかによって限界点を決めなくてはいけないのですが、果たしてその年齢まで元気に生きていられるのか慎重に考えると「う~ん」と唸ってしまうのです。
でも年齢的には確実に危ういながら、労もせず?無事に子供を設けられただけでも自分の人生は恵まれていると感じます。デリケートな問題なので表現が難しいのですが、世の中にはお金で解決できない事柄はありますしそういう部分で躓くと人生はとてもしんどいと思います。
ダラダラと意味不明な文章を書いてしまいましたが、来年もまたバタバタしながら温泉旅館に泊まると思います。どんな一年になるか分かりませんが、自分の人生に幸あれ!!