とむこの悪口帳「別館」

スポーツジムを退会する

9年通っただろうか?入会時期を忘れるほど長い間スポーツジムに通っていた。

小さい不満はいくつもあった。大抵は利用者のマナーに関することだった。大人数で群れて騒ぐおばさん、マシンに付いた汗を拭かないおじさん、マシンの汗を拭うタオルでよだれを拭くお爺さん。

勿論運営会社にも不満があった。マシンのメンテナンスをしていない、怪しい営業を引き入れて即売会を開く、マナーの悪い客を注意しない

色んな人が出入りする施設だから、ある程度の諦めは常に必要だった。でもここ1年ほど「まぁそろそろ潮時かな?」と思うことが増えた。スポーツジムの高齢化及び高齢者の自分勝手な行為に。

風呂場で痰を吐く、アホみたいにシャンプーを使う(その老人が使ったカランは泡が数センチの厚みになる)裸で椅子に座る、タオルを振り回して体を拭く、湯船でうんこを漏らす。こういう非常識な行動は100%高齢者

いつからかドライヤーで陰毛と足の指を乾かす人を見かけるようになった。本当にありえないことだ。信じられない。たぶん、これを見た時に心はほぼ折れた。でもまだ諦めきれなかったので受付に苦情を言った。

先週のことだ。更衣室に置かれている扇風機に足を載せて乾かしている老人を見つける。水虫なんだろうな、と思うと同時に「ま、他にもスポーツクラブはあるし」と諦めがついた。


退会は引き止められるんだろうな、と考えると面倒だったがもう心は決まったので手続きをお願いする。イケてる風を身にまとったおばさんスタッフはヘラヘラと笑いながら「飽きちゃった?」「面倒になっちゃった?」と理由を聴いてくる。これは引き留めようとしているのか煽ってんのか判らねぇぞとムカついたので大きな声で「利用者のマナーが悪いので」と答えてあげた。軽い感じの対応、大失敗であることを意思表示する。気まずい雰囲気になりパソコンで個人情報を調べ始める。新参者ではないことが彼女にもわかったのだろう。事情聴取が始まる。面倒だが煽られたお礼に不満を列挙する。同じような苦情は増えているようだ。じゃあ何故、真面目に取り組まず適当な注意書きを貼ることしかしなかったのだろうと思ったが、もう僕には関係ないので「難しい問題っすよね。人を待たせてるんでもう良いですか?」と退会手続きを進めさせる。

「退会日までに気が変わるようだったら、是非!」
「いや、絶対に気持ちは変わりませんからw」
「改善したらまた来てください!」
「どうやって知るんですか?」
「口コミ?で?」

だめだこりゃ


スポーツでさっぱりするより、スポーツジムを退会した時の方がさっぱりした



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