仕事場の近くで飲酒運転の車が人をはねて死亡させる事故のニュースを見て現場を見に行く。見通しは悪くないので初見の人は何故事故が起きたのか理解できなそうな場所だが、僕からすれば起きて当然だしこれからも死亡事故は起きるだろうと思った。
事故現場の道路は僕の仕事場に面しているので、みんながどういう運転しているのか知っている。
センターラインが無くて30㎞/hの標識がある、大きな車同士の離合には気を遣う住宅街の中の生活道路。街から街へ抜ける為の他の道路が無くて昔からその道がメインの街道の様になっている。平均速度は50㎞/hって所だろうか?制限速度を守ると高確率で煽られる。田舎へ行くと制限速度を無視して使われている抜け道みたいな道路は沢山ある。僕は仕事場でそういう車を眺めながらよくこんな狭い道でスピードを出して怖くないなと思い続けている。でも旅行先で慣れない同じような道で前車に付いて走っていて気付くと50㎞/h出ていたりする。
少し気になって事故が起きた前後の防犯カメラの記録を見てみる。この車という確信は無いのだが、その時間帯に1台だけ猛スピードを出していた。夜中なので平均速度が60㎞/hまで上がっている状況で追随する車がみるみる離されていた。恐らく80㎞/hは出ていたのかと思う。酒を飲んで判断能力が鈍っている状態でそんな速度を出していたら轢かれた人は即死だっただろうなと思う。現場にブレーキ痕は無かった。道路には警察が書いた直径70㎝の丸がふたつとそこから1m先に手のひらサイズの染みが3つ、さらにその3m先にサイドミラーらしき破片が散らばっていた。
夜中の交通事故で死亡、というニュースは時々見る。こうして実際に現場に足を運んでみると歩行者が出来る予防策は殆どないのだろうと理解する。猛スピードの車を認識するかしないかの数秒で事故は起きている。