住宅建設で施主をハラハラさせるのが雨だったりします。建築途中の建物が雨で濡れてダメージを受けないか気になります。これは技術的な問題ではなくて建築会社の意識・誠意の問題です(もちろん濡れることによる性能劣化は技術的な問題も含みます)。個人的な見解なのですが、こういう時に一番安心なのは拘りのある小さい工務店なのかなと思います。会社が大きくなればなるほど工事は流れ作業になりますし、質よりも量を優先しているように感じます。特に建売住宅はまだ施主がいない状態で建てるので雨に濡れようが全然気にせず放置されているのを見かけます。
自分の住宅はどんな対策を建てるのだろう?と気にしていました。でも工事に関しては出来るだけ何も聞かないようにしています。そういうスタンスの方が物事がうまく進む事もありますし、口うるさくすることが良い家に繋がるとも思えません。何かが起きた時用に大きな声は温存しておくべきです
上棟が終わって3日後が雨予報でした。それなりに対策を取れる時間はありました。翌日は屋根に防水シートが貼られ、2日目は外壁のボードが貼られていました。そして今朝、雨降る中建物を見に行ったらタイベックシルバーという防水シートで壁一面が覆われていました。これにはちょっと驚きました。
(これは翌日の写真です)
ちゃんと即席のスリッパ置き場も設置され土足で作業はしていないようです
暇つぶしに調べてみると雨で合板が変形しても交換してくれない会社があったりして大変みたいですね。長期保証があるから問題が起きたらそこで対応する、みたいな返事で押し切るようですがどう考えても問題の先延ばしでしかないですよね。僕が怖いと思うのが、問題が起きても対応が悪ければ会社の規模なんて関係ないって所です。勿論小さな会社が開き直っても同じですが、大きな会社=安全・信頼という等式は成り立たない、というのは覚えていた方が良いかなと