幼児にとって生身の動物は恐怖の対象になるようです。動物よりもか弱い存在なので怖がって近づかないというのは生物学的に正しいのでしょう。今のところ一番怖がるのはライオンの遠吠えです。動画を再生すると一発で泣きます。悪いことをしている時も怒るよりライオンの鳴きまねをした方が効果的です。
最近猫に会わせました。
別宅で飼っている我が家の猫は小さいながらも素晴らしい風格でライオンに似ています。子供は一目見て大泣きでした。予想通りです。でも僕が「猫ちゃん、ハハハ。猫ちゃん、ヘヘヘ」と笑い声を出しながら指差していると、子供は意味もなく笑いだして同じように猫を指差し始めます。雰囲気に騙されつつも親が怖がっていないのを感じ取り、30分後には体をツンツンと触れるまでになりました。
そうやって子供の機嫌を取りながら過ごしていると、やはり子供に接する大人は太陽のような存在でなければいけないし子供の育つ環境も穏やかでないといけないのだろうと感じます。勿論何をしても機嫌を直してくれないときは有りますが、それでも親も不機嫌になるより笑顔でいてあげた方がリカバーしやすいです。
夫婦喧嘩を子供の前でしたり、親族がいがみ合っている環境で育った子供はすくすくとは育たないだろうなと思います。最近子供のネグレクトの事件が多いですが、子供に責は一切ないだけに心はとても痛みます