手島葵の音楽をBGMに流していたらホテリ・アアルトへ向かう車中の映像が心に浮かぶ。冬で雪が降っていてくねくねと続くカーブを運転しながら控えめに流れる手島葵の音楽を聴いていた。ホテルに着く前に既に最も心地よい空間を僕ととmこさんは共有していた。もう5~6年前の事だが、良い記憶として色褪せずにいる。
テーブルにはとmこさんと子供が座っていたので「とうぶんアアルトには行けないなぁ。子供がいなかったら今でも毎年アアルトなんかに行ってたんだろうなぁ」と愚痴る。ご家庭によっては険悪な空気が流れる可能性の発言だと自分でも思う。でもまぁ本当の事だし、子供がいなくて宿に泊まりまくる別の人生が羨ましく感じている訳でもない。あれは良かったなもう一度ああいう瞬間に出会いたいなという気持ちと、子育て前にああいう瞬間を体験しておいて良かったなという気持ちが混ざり合っている。
未練はない