fallout3というドラマがアマゾンで配信されています。元ネタはゲームです。このゲームが発売されたとき、離婚問題でゴタゴタしていて現実から逃れるためにずっとこのゲームをして世界に入り浸っていました。オープンワールドゲームなのでストーリーを進めるわけでもなくただその世界でその日を過ごす日々でした。そういう逃避が心の傷を少し浅くしてくれました。人生のつらい出来事に対して昔はカウンセリングで向き合う事が推奨されていましたが、現在では向き合わずに別の楽しみを見つけて忘れさせたほうが精神の回復は速いみたいな話を聞きます。それが当てはまるかは分かりませんが、fallout3の世界にはもう一人の自分がいてその映像やBGMを聞くたびに少し愛おしい気持ちになります。
ドラマ化されてもゲームの世界観はきちんと再現されていて違和感はありません。ゲームという実在しなかったはずの世界がじつは存在していて、そこでドラマを撮影しているような気さえします。相当お金を掛けているんだろうなぁなんて変に感心してしまいます。
最初は凄い凄いと見ていましたが、3話頃から10分見ると続きが見られなくなりました。ゲームと違ってドラマには終わりがあるので最終話に到達したくないのです。数日前にセカンドシーズンの制作決定がニュースにもなりましたが、それでも新しい映像を見る=喜びが減るという図式から逃れられず先に進めません。ゲームでも同じ場所に行けば同じキャラクターが再出現してやる事は一緒なのに、ドラマを消費する事にとても抵抗があります