脂肪分解酵素のリパーゼを阻害して食事の脂質吸収を抑える薬です。吸収されなかった油がお尻から排出されます。汚い話で申し訳ないのですが、便器に浮かぶ油は水面に垂らした植物油と区別がつきません。さらっとした油なので動物性油脂の排出はできているのだろうか?と疑問は湧きますが、内服前には見たことのない現象なので吸収されなかった油を目で見る楽しさはあります。
問題は副作用ですね
便と一緒に出てくれれば良いのですが、残念ながら油は液体なので油だけでも出てきます。そして肛門はおならと油の区別がとても難しいらしくおならと思って出したらほぼ油が出てきますし、なんなら何もしなくても油が漏れます。おしりの割れ目の滑りが良くなって気付きます。薬は120mgと60mgの2種類で、僕は60mgを飲んでいるのですがもう油ダダ漏れです。とmこさんにナプキンをもらってパンツに当てて寝ましたが、翌朝のシーツにはシミが出来ていました。不幸中の幸いで匂いは全然ありません。副作用の発現率は20%程度らしいのですが、本当かなぁ?
日常生活にはかなり支障をきたすので、中には大人用おむつで生活する人もいるようです。僕はまだプライドが許さないのでナプキンでなんとかしようと思いますが、気付かずにお尻付近が濡れているのを他人に目撃されたら社会的に終了しそうでドキドキします。電車通勤の人にはハードルが高そうです
食事に含まれる油が多いほど排出量が増えるので、対策として脂っこくない食事に変えるなんて方法が結果的にダイエットに繋がるような気がします。であれば、薬なんて不要なのですが