とむこの悪口帳「別館」

酒の中には神様はいなかった

前回休酒について書いて、今後をどうしようか考えました。休酒の発端が「最近の若者は酒を飲まない。素面がクール」とか「外国人「毎日酒を飲むなんて信じられない」」とかいうニュースに流されている部分も大いにあるので、本心は吞みたいんです。

そうなると適度な飲酒が必要になるわけですが、適度な飲酒って難しくないですか?調べてみたら350ml缶ビール1~2本が「適度」だそうで、そんなちびた量を飲むくらいなら飲まない方がマシだと思ってしまいました。酒の味を楽しむのではなく、酒を飲んでラリるのが目的の人には適度は無理なのです。

量のコントールが難しければ呑む日を少なくするしかないのですが、これもなかなか難題です。コロナ禍以前の世界であれば、外食の時に酒を飲んだりしてたけれど2年前からそういう選択は自分の中では無くなってしまった。もっと弱毒化が進めば外食の復活もあり得ますが、取り合えずあと数年はそれはない。世間一般では仕事の終わった休日前に飲む人が多いと思うのですが、自営業ってオンオフの切り替えがあまりなくって「明日はやすみだああぁぁぁ!」という解放感もないのでしっくりこない。それに週1で飲むのはちょっと飲み過ぎな気もするのです。

じゃあ温泉旅館の夕食に飲む事にすれば良さそうな気もしたのですが、これもあまり宜しくない。元来お酒に弱い人間なので、1か月の間隔が空いてしまうと酔うを飛び越えてすぐ二日酔い状態になります。せっかく温泉旅館に宿泊して酒のせいで温泉が楽しめなくなってしまったら…元も子もないですよね

面倒くさくなって、パチンコ屋みたいに「10の付く日」を飲む日にしてみました。10日・20日・30日。一か月が30日だとして、30日から3日に減ると凄く節酒してるなと感心したのですが、年間に直すと36日、約1か月も飲んでいる事になります。やっぱり1日・15日の月2回に減らそうかな…

 
この前20日だったので、1週間ぶりに飲んでみました。意外とスイスイ飲めちゃうものだなと以前と同じ量を飲んだら、やっぱり二日酔いになりました。肝臓よ、毎日鞭を打ち続けなければどんどんなまってしまうのか?あと、少し前からうすうすと感じていたのですが、お酒の楽しみがかなり減ってしまいました。酔っぱらった時の変な高揚感を感じにくくなったのとその高揚感自体に面白みがなくなってきています。ぼくが今まで感じていたお酒の中の神様は幻覚だったようです。そうなってしまうと飲酒自体も面白くなくなりそうですね。意識を失うように寝られるのだけは、まだちょっと恋しいのですけれど
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